published by Akila Ninomiya (design studio "PENCIL")
昨日は本当に長い時間、自転車を駆って京都中を巡ったような気がします。嫁はんも頑張ってくれました。
遅いお昼ご飯を、弁当を買って鴨川べりで食べて、今度は一路祇園花見小路へ。知人への贈り物を買いに「原了郭」の黒七味(角竹容器は10/31で終了らしいです。象徴的商品だったのでビックリでした。欲しい人はお早めに)と、隣の「鍵善良房」の「おちょま(和三盆のお干菓子。おっぱいみたいな形で乳首様に赤いポッチが付いてます)」を求めに行きました。
実はその前に、未だ行ったことが無かったと思って、京都を代表する米酢「千鳥酢」の醸造元「村山造酢」に行ったらやっぱり日曜日でお休み。この本店にしかない商品がいっぱいあるので、ついでに買おうと思ってたのに...。
ちょっとがっかりした気持ちで、その建物の裏を回るように走り始めた直後に、巨大なイチョウの木を携えた威厳漂う神社に出会いました。そこが今日ご紹介する「東三条大将軍神社」です。
元々「大将軍」とは陰陽道でいう方位の吉凶を司る八神の1ツで、素盞鳴尊(スサノオノミコト)と同一視されています。桓武天皇が都に青龍(東)/朱雀(南)/白虎(西)/玄武(北)の四方を守る神社を設け、そこを「大将軍神社」と呼んでいました。この東三条大将軍神社は青龍の位置に当たる神社です。もちろん祭神は素盞鳴尊です。
京都で有名なのは北野の「大将軍八神社」です。こちらは盛大なお祭りも開催され、方除けの神社として今でも全国から信仰を集めていますが、一方の「東三条大将軍神社」は祇園の喧噪から隔離された異様な雰囲気を漂わせます。しかしこの撮影中もひっきりなしに子供がやってきては境内でめいめい遊び回っていて、地域に根ざした神社なんだなと思われました。
途中、宮司さんか禰宜さんか、神社関係の方が出てこられ、お声をかけて頂きました。撮影の旨と先月引っ越したのでその方除けのお参りをというと、快くお話をして下さいました。その心配りがとても嬉しかったです。樹齢800年とも言われる大イチョウの下に流れる温かに感じられた空気は、この日の陽気のせいだけじゃないと思います。
向かいにお寺のキンモクセイの巨木から馥郁たる薫りが流れて来て、少しの間ですが、本当に幸せな時間を過ごせました。
祇園への観光のついでに、「東三条大将軍神社」まで、ちょっと足を運んでみませんか?
ちなみにここの境内は大昔は「鵺(ぬえ)の森」と呼ばれ、源頼政の鵺退治の伝説があるそうです。今はそんなに樹木も無いんですが、どうりで鬱蒼とした感じがしたんですヨ。夜中は何か、居るのかもね。
このブログ記事を参照しているブログ一覧:
東三条大将軍神社
このブログ記事に対するトラックバックURL:
http://pencil-jp.net/mt/mt-tb.cgi/824
こんばんは。
恥ずかしながら伝統建築に弱いので、わからないのですが、この境内中央にある四本柱の、一見プロレスのリングか、相撲の土俵のように見える建物は、どんな意味合いのあるものなのでしょうか。境内の中央にあるという事が何か不思議な気がします。
それと、たった四本の柱で支えているという事が非常に気になります。HDRとのことですが、個人的には、建築屋という事もあるからか、柱がどのように屋根を支えているか、屋根裏面のディテールを見たいと思ってしまいます。
shikanoさん
>屋根裏面のディテールを見たいと思ってしまいます。
なんだか今までのHDRって手段じゃなくて目的になってたよーな気がするんで、こうした切実なニーズを聞くとHDRの必要性も納得できますね。ただこの作品くらいのナチュラルな雰囲気のものだったたら、元画像さえしっかり撮ってあればPhotoshopの「シャドウ&ハイライト」で十分対応可能なのでは?というのが、ボクと横谷さんの意見です。ってHDRを否定するわけじゃなくて、作業効率の点でのお話しですが。
にのみやさん、
「がんばれー」と言った以上、つきあいますゼ(笑)。神社の砂利ってスティッチのオーバーラップでぜったいフニャフニャしちゃうんだよね。シャープかけると回転時にギラギラしちゃうし苦手な相手です。
takagiさん
最初、にのみやさんのレスかと思っていたらtakagiさんでしたか(笑)
おっしゃる通りで、たいていは、シャドウ&ハイライトなどの補正で何とかなりますね。元データの情報を最大限引き出すことも重要で、HDRすべきかどうかは考えどころです。今の所、建物の内外をいっぺんに撮って両方とも見せたいときは、明暗の差が大きいのでHDRですね。
あとは、HDR独特の光の柔らかさ、にも魅力を感じていて、コントロールできたらいいなと思っています。
>shikanoさん江
>takagiさん江
本文にはHDRのこと書いてないんですが、どこでその情報を...(爆
基本的にQTVR撮影ではよほどのことが無い限り、0EV/±2EV又は0EV/±2EV/±4EVを撮るようにして、上がって来たデータを見て
1)最適画像をチョイスしてスティッチしてからPSDでトーンカーブ補正
2)各アングルの3枚or5枚データでHDRI(JPG)出力してからスティッチ、更にPSDで補正
のどちらかを選んでます。基本的にはカメラ性能を信じるのと、見たまんまを信じたいので、(1)が殆どです。ただココに関しては、青空がHDR変換でも損なわれない写真になってたのと、境内や拝殿の影が余りに黒く潰れてしまったのでHDRにしました。ただ、見た目でも拝殿の天井は暗くて見えないので、あの状態がベストかなと思います。
HDRIは効率化の為に導入してます。本当は5段撮影のデータを各スティッチし、それをPSDでレイヤー化してマスクかけたりトーンカーブかけたりで調整するのがベターだと思っていますし、今まではそうしてやってきて、大変苦労してきました。その苦労が省力化されるのならHDRはとてつもなく有り難い技術です。
ボク自身「表現としてのHDR」は不要なので、今回ぐらいの階調がいつも出てくれれば嬉しいのですが、コントロールの難しさは如何んともし難いのでしょうか?(苦笑)
それこそPanoscanやSpheroCamのようなHDRなカメラで撮った方が、効率は良いんですよね?(笑)>takagiさん
あ、それともう一つ。
takagiさんが言及していた「ジャリのギラギラ」ですが、あれは好みでしょうね。ボクはスティッチ後の仕上げにPSDで甘めにシャープネスをかけるのが好きなので、ちょっとギラギラしてしまいます。でもこれ、エンコーダによっても出なかったりしませんか?H.264のようなフォーカスが甘くなるエンコーダでは逆にギラつきを抑えて(押さえて?)くれるので、良いかもしれません。でもSorenson3を使うボクって...。
最後にshikanoさん江。
あの神社本殿の前にあるのは「拝殿(はいでん)」と言います。文字通り、ココで祝詞をあげたり、お神楽を舞ったりする、要はメイン舞台なワケです。
そして拝殿の天井はたいてい剛天井です。その木組みの意匠が面白かったりします。そして天井と壁板の角には額がかかっていることがあり、その多くは三六歌仙の扁額だったりします。ただ、ココの拝殿の天井はちゃんと見てないので、どうなっていたかは分かりません。また行った時に見ておきます。
...こんな感じで、よろしいか?
(工繊大の同じ造詣工学科でも意匠コース卒なのでちゃんと説明できてるか、かなり不安...うぅ)