大江能楽堂 修学旅行体験学習
最近の修学旅行って、ほんと羨ましい程すすんでますねぇ。
京都は日本有数の修学旅行の地でもありますが、今までは生徒に自由に回らせて感想書かせて終わり、みたいな感じだったと思うんです。けれど今は違うんですね。ちょっと前に「体験学習が流行っているよ」という話は耳にしたことがあったんですが、まさかこんなことまで"出来る"とは、思いもしませんでした。
京都で一番古い能楽堂である「大江能楽堂」は、一方で"開かれた"能楽堂として京都では非常に親しみのある能楽堂です。2007年に創立100周年を迎えたその勇姿は、ただただ素晴らしいのひとこと(門外漢が言うと間違いがおこると何なんで、ぜひオフィシャルサイトをご覧下さい)。
そんな大江能楽堂が、数年前から旅行会社と提携して、修学旅行生の体験学習を行っているそうです。
今回、イベント開催直前にお話を聞き、ぜひ撮影させて欲しい旨を某方にしたところ、いろんな人を介して、実現する運びになりました。ただ、話をしてから決定まで何と3日とかかっておらず、ボクの心の準備もままならぬ状態で訪れたので、ホント、失礼の無いようにするだけで精一杯で、きちんと撮れるか、ほんと不安でした。
今回は埼玉県からのお越しでした。さいたま市立慈恩寺中学校の修学旅行のご一行が、旅行会社の先導で入ってこられたのが夜の7時。そこから約1時間。狂言「附子(ぶす)」と能「羽衣」を鑑賞した後、生徒の代表が舞台に上がって能面を付けて歩く、という体験をしていました。生徒さんにもかなり好評なようで、もう5年連続でお越しになられているそうですよ。
知名度抜群の演目の選定は、将来この中学生が大人になった時にも耳にすることがあるお題なので、きっと記憶を戻す役割を果たしてくれることでしょうし、狂言/能の解説は非常に分かりやすく、また笑いが絶えないのも、好印象を与えていることでしょう。
京都市内の小中学生は、校外学習で鑑賞会が持たれると聞きますが、他府県ではまず見られない光景です。しかも鑑賞するその空間そのものが、歴史の重みが作る重厚な雰囲気を醸し出している場所なのですから、その空気感を肌で触れられる機会が持てるのは、よそ者のボクからすると羨ましくて仕方ありません。
京都が持てる素晴らしいコンテンツが、このように未来に向けて発信していることが分かっただけでも、非常に嬉しい撮影でした。そしてこんな活動がもっともっと色んな方に知ってもらえたら、ボクもとっても嬉しく思います。
今回の撮影に当たりましては、ご許可いただきました大江美智子様、さいたま市立慈恩寺中学校の宮田輝夫校長ほか皆々様、ご協力いただきました狂言師の網谷正美様、そしてお取り次ぎいただいたマリア書房の高野明子社長をはじめ、様々な方を通じて撮影に至りました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
京都市中京区押小路柳馬場橘町東入
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