【祇園祭'09】月鉾 巡行前
2年前の祇園祭に、鉾の内部(囃子方さんが乗るところ)を、宵々々山あたりに一通り撮らせて頂いたのですが、未だ撮影の実現していない鉾が、長刀鉾/函谷鉾/月鉾の3つの超メジャー3鉾です(あと北観音山も撮ってないんですが、これは来年辺りに撮る予定)。いろいろなしがらみがあって、撮ることの難しい鉾ではありますが、これをなんとか実現して、全ての山鉾の"内部資料"にしたいと思います!
ちなみに「山」に関しては、今年の巡行前の撮影でほぼ全て完了しました...が、生憎の雨模様で、キレイな撮影とはいかず、来年に再チャレンジです。
そんな今年の巡行直前の様子ですが、もちろん、鉾も撮っています。
3メジャー鉾のひとつ、月鉾は、宵山までは四条室町西入ル南側の町会所に居るんですが、巡行時は順番待ちも兼ねて、かなり後方から並ぶことになります。
昨年の「鉾曵き初め」の時にビックリしたんですが、大きな山鉾って前/後ろって無いんですよね。ご存知、山鉾はその方向転換が非常に困難な構造になっていますので(車輪の回転を利用した方向転換が出来ないので、車輪を固定した状態で、綱の力だけで方向を変える)、前後の方向転換は、前方に持って行っていた曵き綱を、そのまま山鉾の下をくぐらせて後方に回して、その綱を引っ張ることで実現します。
月鉾が巡行時に待つ場所は、四条新町の北東。ただ後方に移動するだけでなく、斜め後方という非常に微妙な位置への移動でした。
従って、様々なテクニックを駆使して、車輪に抵抗を与えて進行方向を微妙に変えます。その知恵をもってしなければ、祇園祭山鉾32基最重量の移動はままならないのでしょう。間近で見ると、車輪が回転するたびに、木組みのギシギシとすれる音がとても有機的で、なにか巨大な生き物がゆっくりと動いている様をイメージさせます。
また、余りに重い鉾ですから、誰独りとして気を抜くことが出来ず、かけ声の中に怒号が交じります。その真剣さも、祇園祭の緊張感を生み出すのでしょう。
こういうヒトツヒトツを垣間見ると、また来年も見たくなります。
未だ見たことの無い方、巡行観覧を予定されてる方は、ぜひ早朝8時ぐらいから、その巡行前の準備を見ることをお勧めします。ぜひご一考アレ!
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