Photo Wrap 2.5
ボクの所有機材の中で最近とみに使用頻度が高くなっている Kaidan 360 One VR にバンドルされているソフト「Photo Wrap v2.5」を、今週はご紹介します。
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(http://www.eyesee360.com/photowarp/)
「360 One VR」にバンドルされているこのソフトは、「360 One VR」の製造メーカーである「Eye See 360」社が、

様々なメーカーがリリースしているワンショットパノラマ撮影用ミラーアタッチメントによって撮影された画像からパノラマ写真/ムービーに変換する汎用ソフトとしてリリースされています。
まずは撮った写真を取り込みます。「360 One VR」で撮った写真はこんな感じです。手持ちで撮ってるんで手ブレ出てますけど、本来なら1脚又は3脚で固定して撮ります。

次にPhotoWrap2.5に取り込んで、諸処の設定をします。取り込みエリアの調整や自動回転設定、著作権などの付記などもこのときに行います。

出力は様々なフォーマットを同時に一気に行います。下は円筒パノラマに展開した写真です。

そして同時に出力したムービーは以下のような感じになります。

(320×240px 304KB)
撮った写真と展開写真をご覧の通り、中心部をムリヤリ伸ばして展開写真の下辺にしていることがわかります。
従って伸ばしても何とか見ることが出来ることを考えると、デジカメの解像度は望めるだけ高いものが欲しいところです。またミラー部がレンズに近い割に円錐形に近い形をしているので、被写界深度を出来るだけ深く設定する為にかなり明るいカメラレンズも必要になってくるでしょう。
ボクが普段使っている機材は、Nikon Coolpix4500なのですが、CCD画素数が400万程度なので、まだまだ物足りない感が否めません。800万画素以上は欲しいところです。
それでも、機動力やステッチ不要なところなど、動きの多い場所でのパノラマ撮影に関しては、とっても魅力ある機材であることは変わりのないところです。今後も様々な場面で威力を発揮してくれると、期待しています。
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( 2007年10月30日 10:46 )
はじめまして。
パノラマ撮影をしようとものなのですが、
360 one VRを購入しようか迷っています。どれくらいの解像度まで処理できるのでしょうか?
もしご存知あれば教えてください。
( 2007年10月30日 12:11 )
>増田さん江
はじめまして、ようこそようこそ!(笑
パノラマ撮影の入口には、3つあります。(あくまで「入口」です)
1)DSLR+魚眼レンズを使った解像度重視系
2)ワンショットミラーを使った瞬撮系
3)コンパクトデジカメで横方向に数枚撮って繋げるお気軽系
ここでは(3)は趣味の世界のものなので(アート志向除く)省くとして、(1)と(2)について簡単にお話します。
(1)に関しては、現在の主流と言えますね。
パノラマ撮影専用マウント(レンズのノーダルポイントをマウントの回転中心に合わせてカメラを固定しながら一定角回転させられるもの。自作もアリ)に装着して上から下まで何枚も撮影し、画像連結ソフト(PTGui、Stitcher、等)を使って写真を繋げ、変換ソフトを使ってムービーにするという工程で行います。覚えることが多いので習得にはそれなりの時間がかかりますが、出来上がったものは“人を感動させられる”作品になり得ます。解像度もそれなりにあるので、印刷にも対応することができるでしょう。
もし業務で使われるのでしたら、可能ならこちらをオススメしたいです。
一方(2)に関しては、かなり用途が限られます。
上の写真をご覧になってもお分かりの通り、1枚の撮影写真の中にドーナツ状の撮像が生成されます。これを切り離して伸ばすわけですが、円の中心部が下辺になりますので、引き延ばした時にそこの解像度は当然低くなります。これだけを以てしても、このワンショットミラーの撮影方法では非常に低い解像度のムービーしか生成できないことが分かります。
また、レンズに非常に近接したところでこのミラーを撮影しますので、当然マクロレンズは必須です。しかもパラボラミラーはこの近距離にありながらかなりの奥行きがありますので、非常に深い被写界深度を要求します。従って極力絞り込んだ撮影になり、当然シャッタースピードは自ずと遅くなります。
これらの条件で撮影しますと、手持ち撮影ではシャープなピントはまずあり得ません。手ブレと被写体ブレの両方が起こりますので、スナップ的な使い方でしか用途はないでしょう。
三脚にガッチリ固定してDSLRでピント合わせて準備したとしても、この遅いシャッタースピードのせいでやっぱりブレたりします。ドピーカンな晴天下の歩行者天国っていう、もしかしたらワンショットミラーに最適かもしれない環境下でも、です。動体物が被写体なら、まず業務には向かないと思われます。何か本末転倒ですね(泣)。
下辺の画素数の関係上、DSLRで撮ったものでもムービーサイズは480×360pxが限界かと思われます...が、コレ、ボク自身のキスデジNでの話。1DSとかD1とかで撮ったら、解像度的には“もっと”イケるんでしょうが、そんなカメラ使うんだったら、素直にSIGMA8mmやNokkor10.5mmで撮った方がキレイですよね。どちらにしろ、フルスクリーンの解像度は最初から諦めた方が良いと思います。
ちなみに36OneVRはそれなりに大きいものの、そんなに大きさを感じたりはしませんが、SLRマウントが非常に大きく、簡単に持ち運べたりするものではありません。またSLRマウントをつけた360OneVRは、形状の関係からファインダーを覗くような手持ち撮影が出来ません。
一応、業務でこのワンショットミラー+DSLRを使っていますが、撮影からムービー化まで非常に素早くできる(そういう意味でまさに「瞬撮系」なんです)ので、低コスト+超速納品仕様の低解像度コンテンツに限定しています。1日に数十カットも撮って、翌日納品という希な仕事もあるので、そういう案件になら非常に有効なのですが...。
もし賃貸不動産の仮想閲覧や、ウェブマガジンのスナップ的コンテンツなど、更新頻度が高くできる限り安価で提供しなければならないのなら、このスピードは非常に有効かと思われますが、それ以外の用途をお考えなら...素直にDSLR+魚眼レンズ+パノラママウントの方をオススメしたいと思います。
それでも360OneVRが欲しい!...というのであれば、コンパクトデジカメに装着して街中をブラブラし、気に入ったシーンを撮るようなスナップ的使い方を試してみて下さい。そうすると、間違いなく注目の的です。シャイな日本人ですら声かけてきますヨ!(笑)
コミュニケーションツールとしては、最上級の“ガジェット”です。(ドイツW杯に行った時には生まれて初めて、自分に向かっての“黒山の人だかり”を体験しましたから!)“ネタ”としてお考えなら、ぜひご購入いただきたいです。オススメします!
(2)は、(1)と(3)のちょうど中間の、でも中途半端な立ち位置の“キワモノ”だと認識された方が良いかもしれません。
でも、ボク自身はこの“キワモノ”に何度救われているか...やっぱり、コミュニケーションも大事ですからね(笑