Virtual Museumあれこれ
今週の海外オススメQTVRサイトは、「ヴァーチャル・ミュージアム」に着目してみようと思います。
VRをナビゲーションの方法のひとつと考えるならば、恐らく一番適した用途は、既存の美術館/博物館をオンライン上で再現する時でしょう。部屋をぐるっと見渡しながら詳しく見たい展示物をクリックすると、拡大表示されて詳細説明も出てくるようなナビゲーションが考えられます。
以下の3サイトは、QTVRに関わる者なら一度は見たことがあるものばかりだと思います。初めて目にする人はじっくりご覧になり、QTVRの可能性の一端を見てみて下さい。何度も見たことがある人は、改めて見ることによって、自分のフィールドに新たなアイデアをもたらしてくれることでしょう。

■ ルーヴル美術館ヴァーチャル・ツアー
(http://www.louvre.or.jp/louvre/QTVR/japonais/)
資生堂のメセナ活動として1997年から始まった、ルーブル美術館のQTVRアーカイブプロジェクトサイトです。ルーブル美術館のサイトはフランス語版の他、英語版、スペイン語版、そして日本語版があり、日本人にはとても親しみのあるサイトです。その中でもかなりのボリュームを占めるコンテンツが、このヴァーチャルツアーです。館内外40箇所のQTVRパノラマムービーは基本的には館内のナビゲーションのみで、ムービー内リンクはありませんし、円筒形パノラマのみでCubicVRもありません。但しヴァーチャルミュージアムの先駆けとなったサイトとして他のサイトの参考例になっているようです。

■ Sydney Opera House > Tours > Virtual Tour
(http://www.sydneyoperahouse.com/sections/tours/virtual_tour/?sm=3&ss=11)
オーストラリアのシドニー湾岸に鎮座する余りにも有名でシンボリックな建築を持つシドニー・オペラハウスの館内を、Flashナビゲーションを用いてインタラクティブに巡ります。ムービー内に登場する2つのアイコン「矢印」では次の場所に移り、「iマーク」ではその場所の説明が出てきます。
現在において、最も完成度の高いヴァーチャルミュージアムサイトの一つと言えるでしょう。
■ Virtual Tour of Ashmolean
(http://www.chem.ox.ac.uk/oxfordtour/ashmolean/)
イギリスはオックスフォードにあるアシュモリアン博物館のヴァーチャルツアーサイトです。オックスフォード大学の有志で作られたプロジェクトサイトですが、ちょっと面白い作りになっています。ページ全体をFlashで作ってマップナビゲーション化し、「i」ボタンをクリックすると右上のパノラマ写真が差し変わるようになっています。単一ページで全てを見せるのに成功している・・・かな?(苦笑)
以前はVitra Design MuseumにもVRツアーがあったのですが(自社でリリースしているQTVR館内ツアーCD-ROMの移築のようでした)今は無くなっているようです。
今後も色んなサイトで使われることでしょう。期待してみてみたいと思います。他にもQTVRが効果的に使われているサイトが見つかりましたら、随時ご紹介していきたいと思います。
そして最後に・・・ボク自身も一度作ったことがあります。
現在休刊中のボクが責任編集していたウェブマガジン「紙蔵『かゞみ』」の99年5月号の記事を以下に紹介します。回線インフラがままならなかった状況を踏まえてご覧頂くと、以下に壮大なコンテンツかがわかると思います。ちなみにこれの制作エピソードなどは、別の日にお話したいと思います。
■ 紙蔵『かゞみ』5月号画廊:「和紙のかたち」展(練馬区立美術館)
(http://kagami.net/9905/gallery/index.html)
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