Studio Argento, vr lab
世界にはQTVRの表現を模索し続ける求道者のような方もいらっしゃる、というお話を本日はしたいと思います。
イタリアはローマで活躍するVRクリエイターAntonio Garbasso氏のウェブサイトは、まさに「実験室」という名前が相応しく、QuicktimeVRで作ることが出来るほぼ全てのことをやりぬいた上で、更に新しい表現方法を見つけようという意欲がマンマンに溢れています。まずはゆっくりご覧下さい。

■ Studio Argento, vr lab
http://www.studioargento.com/
どうですか?どれもこれも「どうやって作ったん????」って「?」が幾つも連なってしまう、本当に不可思議な作品ばかりです。
間違いなく「LiveStagePro」というQuicktimeのインタラクティブムービーを作る至上最強のソフトで作られているこれらの作品のスゴイところは、QTVRでしか成し得ない表現方法の模索をし続けていることだと思います。

インターフェイスに独自の着目点で唸らせる「Zicaffe(左)」や、自分が使っているソフトのアイコンをCubicVRで見せる「Cubic folder(中)」、錯視絵画で有名なM.C.エッシャーの作品を巧くCubicVRに持ってきている「VR OPTICAL_art(右)」など、技巧の素晴らしさにただただ驚くばかりです。
Garbasso氏のどのQTVR作品も写真表現の延長ではなくて、あくまでもVR独自の観点で作られていることが見えてきます。インタラクティブムービークリエイターとしての氏の作品群は、その後の実写CubicVR作品の視点でもどこかアクロバティックな感覚が見え隠れします。
最近はフルスクリーンCubicVRのダイナミズム溢れる素晴らしい実写作品が目を引くGarbasso氏ですが、今後も“何か”を仕掛けてくれること間違いありません。いろんな意味で期待しつづけたいQTVRクリエイターの1人です。
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( 2006年2月 5日 01:54 )
はじめまして。
以前からブックマークをつけて楽しませていただいております。今回の記事は、その内容にあんまりびっくりしたので、いままでのお礼もかねて書き込ませていただきました。QTVRのインタラクティブ性の可能性について、もっと自分の知らない何かがあるはずだと感じていたのですが、おかげで、研究テーマをいただいたような気分です。QTVRの初心者としては、いろんな役立つ情報をいただいて助けられると同時に、すごく楽しませてもらってもいます。実はWWPに初めて応募したのもこちらの記事がきっかけでした。ありがとうございました。これからも期待しています。
( 2006年2月 5日 22:55 )
>しかのさん江
はじめまして。
今年一発目のWWPで新参加の日本人QTVRクリエイターさんが何人かいらっしゃったのですが、殆どがQTVR関連のコミュニティに参加されている方だったので、しかのさんの名前を見た時に正直、「誰、この人?」って感じでした(汗々;;)。ところが本業は建築家で“オオバコ”の設計をされているところを見て、やっと建築出身のQTVRクリエイターさんが出てきたと、本当に嬉しく思っています。
元来パノラマムービーは仮想空間を構築する技術として発達したものですが、一番最初に飛びついてきたのは、やはり公共空間を設計する建築家の方々だとボクは認識しています。ウォークスルーが出来ないことから、当初はQTVRよりもVRMLに注目されていましたが、その構築の困難さからかVRMLはどうも下火になっている様な感があります。その点QTVRは導入や制作がVRMLよりも簡単で、あとは写真そのものの品質やアングルの妙が問われるので、今となっては空間写真家やマルチメディアクリエイターに支持されるようになってきたのではないでしょうか。特に一昨年前ぐらいからの、仮想経験の臨場感を圧倒的なまでに表現できるフルスクリーンCubicVRの台頭で、この業界がますます意義を持ってくるんじゃないかと、このブログをやっていて本当に感じます。(CPUパワーと開発環境が追いついて、フルスクリーンVRMLが出てきたら、また違って意味で面白いんですけどネ!)
しかのさんの作品を見ていると、建築家ならではのディテールに拘った視点がとても興味深いです。構図/注点/色合い/アングル、どれを取っても空間認識に対するプロ感覚が如実に現れ、それが作品クオリティの高さに結びついているのではないかと感じます。いずれ改めて、拙ブログでご紹介させて下さいませ。どうぞ今後とも、宜しくお願い申し上げます。
追伸
実はボクの1つ目の大学が信州大だったので、茅野には何度か訪れたことがあり、そういう意味でも、とても親近感が湧いているんです。さらに2つ目の大学が京都工芸繊維大学の造形工学科だったので、建築やってる友人が山のように居たりもします。事実、ボクと一緒にQTVRビジネスをやってる相方も、本業は建築家なんですヨ。
( 2006年2月 6日 02:11 )
>にのみや さま
ご丁寧な返事をありがとうございます。
また、過分な評価をいただきまして、少々びびったりしています。いきおいで完成度の低いものを公開してたりするのですが、これからは簡単に手を抜かないように、すこしでもレベルアップしていくようにしたいと思います。
これからもよろしくおねがいいたします。
( 2006年2月 7日 20:19 )
LiveStageって、けっこうマイナーだけど、素晴らしいソフトですよね!
ぞの昔、スクリプトのマニュアルを読んで、あまりの難解さに体験版も「体験」できなかった記憶があります。
でも、今なら少しは成長したから、何とかなるでしょうか??
でも、このソフトすごく高いですよね。オーサリング系で高価なソフトは、敷居が高いです(泣)。
( 2006年2月 7日 21:15 )
>しかのさん江
ボクもCubicVRに関しては未だ未だペーペーなので、お互い精進しませう!(笑
>Makotoさん江
今でこそQuicktimeProで色んなこと出来るようになりましたが、大昔のQuicktimeオーサリングは、やっぱしLiveStageProの独壇場やったと思います。Directorも3.1の頃に挫折し(Lingoで匙投げ)、iShellもLiveStageProも投げてしまったボクにとっては、インタラクティブムービーがいとも簡単に作れてしまうQTVRは、やっぱり楽チンメディアです。(っておいおい)
それより、LiveStageProのオーソリティと言えば高木さん!...登場しませんねぇ(苦笑