001. PangeaVR : パノラマ系iPhoneアプリ徹底ガイド

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この特集を楽しみにされてた方も多いかもしれません。

昨年の7月に発売されて以来、ボクもハマりにハマって、もう無しでは生きていけないほどドップリとハマっている、Apple社の携帯電話「iPhone3G」。
このiPhone3G(以下、iPhone)で利用できるパノラマVRムービー閲覧アプリ/パノラマ写真合成アプリを、現時点でボクが把握してる12コのアプリ全てをご紹介したいと思います。
只単にご紹介するのなら面白くないので、アプリの全スクリーンキャプチャの解説と、使用している映像付きでご紹介します。

さらに、来る4月11日(土)のこのブログのオフラインイベント「QTVR Diary -OFFLINE- vol.9」では、ココで紹介しきれない、とっておきの裏技もご紹介できたらと思っています。どうぞご期待ください。


栄えある第1回目は、iPhone3Gリリースと同時に登場し、iPhoneの特殊機能の楽しさを人に伝えられるアプリとして絶賛を受けた「PangeaVR」です。


PangeaVR: VR Panorama viewer for Apple iPhone(無料)
http://www.pangeasoft.net/pano/pangeavr/index.html
(Appのダウンロードは、こちらから)

iPhone3Gリリースの1ヶ月前ぐらいから開発の発表がパノラマ系MLに載っていて、ついでにポートフォリオXMLファイルの書き方と募集がありました。
それを受けて、AppStoreにPangeaVRが登場したときに、日本人ではボクと「ぐるぐる写真」のsizuクンのポートフォリオが載っていました。今では14名の日本人クリエイターがポートフォリオリストに載っています。

iPhone3Gリリース直後にAppStoreに存在したこともあり、この無料ソフトは瞬く間にとんでもないダウンロード数を記録しました。
と同時に、様々なメディアで紹介され、iPhone3Gの独特のユーザーインターフェイスや機能を存分に堪能できるこのアプリは、iPhone3Gの楽しみ方を人に伝えるのに、非常に大きな役割を果たしたと言えるでしょう。
まさに"iPhoneの伝道師"的なアプリだと、ボクは感じています。

まずは早速、映像(8分06秒)をご覧頂きましょうか。

という感じで、一通りご紹介しましたので、それぞれの画面について、ご説明したいと思います。

まずは起動してからのHOME画面から。

画面上部の「Help」は、PangeaVRウェブサイトのヘルプページに、「Games!」はPangeaVRのゲームアプリ紹介ページにぞれぞれリンクしてます。ボタンをタップすると、Safariが起動して各ページが開きます。
同じく画面上部の「Settings」は、後でお話しましょう。
画面下部のメニューを見ましょう。「HOME」はこの画面です。「Browse」はポートフォリオのリスト一覧ページです。「Bookmarks」は、ポートフォリオリストから、自分が気に入ったポートフォリオをブックマークに入れておくことが出来ます。そのリストページです。「Enter URL」は、このリストに無いけれどポートフォリオのURLを知ってるという方は、こちらで直接入力すれば、開くことが出来ます。

「Browse」ボタンをタップしてみましょう。

先にもお話した通り、世界中のパノラマクリエイターが、このPangeaVRのために自分の作品を公開しています。その数何と235組!この数、どうやって数えたかというと...それは次回にお話します。

画面が左右2分割しています。右側の大きい方はポートフォリオのタイトルが表示されています。これを上下にフリックするとスクロールします。左のイニシャルの部分も単独でスクロールしますので、これで大きく移動することも出来ます。
上部リストをスクロールして選んだら、その説明文が画面下部に緑色の字で出ます。ココは英語だけでなく日本語も通ります...が、世界中の人が見てるリストなので、英語の方が良いと思います。又は日本語と英語の並記が良いでしょう。
「Web Site」というボタンをタップすると、Safariが起動してポートフォリオXMLファイルに記述している作者のウェブサイトが開きます。
「Open Portfolio」ボタンをタップすると、その作者のパノラマ作品一覧を見ることが出来ます。

早速ボクのポートフォリオを見つけてみましょう。

名前は「VR Podcast for iPhone」です。そう、CubicVRをリニアムービーに変換したビデオポッドキャスト「VR Podcast」の元のCubicVRコンテンツを再変換して、PangeaVR用に再配信しています。配信をMovableTypeというブログシステムで行っているので、XMLの書き出しはお手のモノ。「VR Podcast for iPhone」は、PangeaVRのポートフォリオリストの中で唯一の更新コンテンツとなっているようです。
左にイニシャルスクロールを「V」まで持っていき、そのVの最後に見えると思います。
ココで「Open Portfolio」をタップしてみましょう。


ポートフォリオの中身が一覧で表示されます。このリストの順番は、XMLの中身の順番通りです。
ポートフォリオの中には、パノラマVRコンテンツ用Eqirectangular画像の他に、説明文やサムネール画像、ジオタグを埋め込むことが出来ます。
リスト直下のアイコンボタンは、左から説明するとこんな感じでしょうか?
矢印アイコン:「Browse」画面に戻ります。
View Panorama:パノラマVRムービー画面が開きます。
Aa/カメラアイコン:説明文/サムネール画像の表示を切り替えます。
球形アイコン:「マップ」アプリが起動して、この撮影座標の場所を表示します(下画像左)。
+アイコン:このパノラマを含むポートフォリオをブックマークに追加します(下画像右)。

さて、実際にパノラマムービーをご覧下さい。
お手元にiPhoneが無い方は、YouTubeの映像をご覧下さい。

開いてすぐにスクロールが始まると思いますが、これはポートフォリオXMLファイルで指定してあります。デフォルトではスクロールしません。また一度指で操作をすると、この自動スクロールは止まってしまいます。
基本操作は、フリックで左右だけじゃなく上下に動かすと、その方向に動きます。ドラッグして指を留めたまま離さないでいると、ずっとスクロールし続けます。ピンチで拡大縮小も出来ます。
iPhoneを回転させても、中のパノラマムービーの位置は変わりません。iPhoneのジャイロセンサーを利用した面白いインターフェイスですね。これがかなりインパクトが大きく、人に見せるときにはぜひこの機能を試して上げて下さい!(笑

終了するときは、画面をダブルタップすると、「PANO MENU」が表示されます。

Resume:今の状態に戻る(画面を終了しない)
End:画面を終了して、ポートフォリオページに戻る
Settings:環境設定画面に移動する

ここで戻らずに、一度「Settings」をタップしてみましょう。

この画面では、パノラマムービー再生のための設定を行うことができます。ここは「HOME」画面の時にお話した「Settings」で開く画面と同じです。
「Panorama Orientation:」では、パノラマムービーの表示方法を決定します。「Portlait」は縦位置固定「Landscape」は横位置固定です。そして「Automatic」が、デフォルトの状態のiPhone本体を回してもムービーの位置状態が変わらない方法です。
「Drift:」はフリック時の加速度を付けるか付けないか、を決めます。下の「Drag Sensitivity:」はDriftが「ON」の時のみ表示され、加速度の度合いを示します。
そして画面下の「ENIGMO」と「Cro-Mag Rally」は、PangeaSoftware社がAppStore開設時にPangeaVRと同時にリリースしたゲームソフトです。PangeaVRは無料なので、寄付も兼ねてぜひこの2つのゲームアプリを購入して上げましょう!
全て設定し終わったら画面左上の「Done」をタップして前の画面に戻ります。

さて、「HOME」画面の時にお話した残る画面「Enter URL」について、お話します。

この画面では、ポートフォリオリストには載ってないけど、自分の作品をサーバに上げてある方なら、そのURLを打ち込むと読み込むことが出来るというものです。
読み込めるファイルは2種類。2048×1024px以内のJPEGで作られたEquirectangular画像(この画像フォーマットの説明は、このブログ内で検索してください。わんさか出て来ます)を直接読むことが出来ます。またポートフォリオXMLファイルを独自で作って上げておいても問題なく表示されます。
ココでは、ボクが今回のために新た書き下ろしたサンプルポートフォリオXMLファイルをご披露しましょう。
下記のURLを、この画面上部のアドレス欄に打ち込んでみましょう。既に打ち込まれている場合、入力欄右下の「http://」ボタンをタップすると、URLの接頭詞が買って入力されます。この後に続いて手入力していって下さい。URLは以下の通りです。

http://www.panoramania.jp/sample/pangeavr/portfolio.xml

最後まで打ち込んだら、「View」ボタンをタップすると、このポートフォリオの中身の画面に移ります。
ダメな場合は、こんな感じのダイアログが出てくると思います。

There was a problem reading the Portfolio. The XML file may be invalid or missing, or the internet connection has gone down.

訳すと「ポートフォリオの読み込みに問題があります。XMLファイルの書式が間違っているか、インターネットに接続されていないかもしれません」という感じです。「OK」ボタンをタップして前画面に戻ります。まずはURLが正しく打ち込まれているか見てみましょう。恐らくこの間違いが非常に多いと思います。それで間違ってなければ、ポートフォリオXMLファイルの中身を疑いましょう!(笑

ここで開くとこんな感じの画面が出て来ます。

このポートフォリオ又は画像も、ブックマークすることが出来ます。

リスト2番目の「QTVR Diary -OFFLINE- in TOKYO 懇親会風景」は、今回初公開のムービーです(出し惜しみしてたワケじゃないんですが...)。懇親会の熱が感じてもらえたら、嬉しいな...(ちょうど時は浅田真央ちゃんの世界選手権の優勝決定直前で、オリンパスのμシリーズの開発者もいらっしゃったので、もう盛り上がって大変だったんですヨ!)。


という感じで使用できるPangeaVRですが、折角見る方を覚えたのだから、パノラマクリエイターさんたちには、もうひとつ、公開する方を覚えて欲しいと思います。
ポートフォリオXMLファイルの書式は、既にこのブログでご紹介していますので、こちらをご覧下さい。

iPhone用パノラマVRブラウザの決定版「PangeaVR for iPhone」:QTVR Diary
http://pencil-jp.net/weblog/archives/2008/07/pangeavr-for-iphone.html
PangeaVR for iPhone ver1.1.1アップデート:QTVR Diary
http://pencil-jp.net/weblog/archives/2008/07/pangeavr-for-iphone-ver111.html

この2つの記事では、XMLの書き方が一通り載っています。
ぜひこちらで勉強して、皆さんの作品をPangeaVRに上げていきましょう!

また後者の記事では、アプリの反響が余りにも大きすぎ、ポートフォリオリストの掲載依頼が多数舞い込んで来て、本業のゲーム開発に手が回らなくなるという本末転倒な事態が起こってしまっていたことや、そのために有料化をしたいけれど、メーリングリストでも色んな意見が飛び交って、AppStoreでも一瞬だけ有料化してしまっていた(しかも値段の変動すらも)など、そのドタバタぶりを日本語意訳して載せてあります。ぜひこちらもご覧頂き、iPhoneアプリの開発という未だ業界すら出来ていない時代にどんな苦労をしていたのか、その一旦が垣間見えると思います。


いかがでしたか?
明日は、このPangeaVRの有料版アプリ「PangeaVR Pro」をご紹介します。お楽しみに!


2009年4月11日(土)15:00〜17:00 参加無料のイベントです。お気軽にお越し下さい!
懇親会(参加費6,000円)の参加申込は「パノラマニア」の専用トピックからどうぞ

QTVR Diary -OFFLINE- vol.9

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