006. PanoLab : パノラマ系iPhoneアプリ徹底ガイド
来月4月11日のイベント「QTVR Diary -OFFLINE- vol.9」で特集するパノラマ系iPhoneアプリのお話の予習として企画した、iPhoneアプリレビューサイト「AppBank」コラボレーションコラムの第6弾は、今回の企画のメインイベント!QTVR Diaryが満を持してお奨めする、パノラマを"作る"楽しみを存分に味わえるアプリ「PanoLab」をご紹介します。

■ Originate Labs Portfolio | PanoLab
http://www.originatelabs.com/panolab.html
PanoLabの魅力は何と言っても軽快感。全ての動作に待ち時間が殆どありません(あるとしたら、保存の時ぐらいでしょうか?)。全ての作業がほぼリアルタイムで出来るので、その場で撮って作業してもストレスを感じません。これはPanoLabがパノラマ"合成"アプリではなく、パノラマ"コラージュ"アプリであることが、大きく寄与しています。つまり、隣り合う写真をブレンド合成するのではなく、ただ並べて繋げるだけという"機能の引き算"を行うことで、ブレンドに必要な画像の明るさの解析などの計算処理を一切省いて、作業スピードを大幅に短縮させることが出来ました。
これにより、撮ってその場で繋げるという行為そのものを人に見せられる程の軽快な作業環境を生み出すことに成功しています。
このストレスフリーなアプリは、何よりも"作る楽しみ"に満ちあふれています。しかも目の前で見せることが出来るので、目の前の人を巻き込んで、一緒にパノラマを作ることを誘うことも可能です。
そして出来上がった作品は、現代美術家デイヴィッド・ホックニー(David Hockney)が"発明"したパノラマフォトコラージュのようなものになります。これがこんな簡単に、しかも立体感溢れる作品に仕上がるなんて、ワクワクしませんか!作品のお手本として数々の成功事例が既にホックニーによって生み出されていますので、参考にしてみるのも良いのではないでしょうか?
< 参 考 >
□ DAVID HOCKNEY : PHOTOS / COLLAGES
□ コラージュ (コラージュ) - 関心空間
□ デイヴィッド・ホックニー - Wikipedia
その他のデイヴィッド・ホックニー関連書籍は、こちらから。
和書:Amazon - デイヴィッド・ホックニー
洋書:Amazon - David Hockney
さて、実際に作っているところを、ビデオ映像で見てみましょう。
では、制作方法をご説明していきます。
まず、AppStoreでダウンロードしましょう!
![]()
PanoLabo (free)
iPhoneに取り込んだら、まずは写真の準備を。
写真は縦にも横にも繋げられます。上下180°左右360°全方位に対して繋げられますが、iPhoneのメモリの関係上、繋げられる枚数は最大で30枚までです(30枚までいかなくても近い枚数を繋げると、確実にアプリが落ちます...気をつけて!)。
では、PanoLabを起動してみましょう。
まずは起動画面です。

しばらくすると、こんな画面に変わります。
画面下中央の「+」ボタンをタップして、写真を読み込みます。
すると、フォトライブラリから読み込むか、カメラから直接読み込むか訊いて来ます。ここではライブラリから読み込んでみましょう。


先に準備しておいた写真から、どれか1枚を選んで読み込むと、このような画面に切り替わります。
さらにもう1枚、この写真と隣り合う写真を読み込みます。


2枚の写真を読み込むと、最初は2つが重なっています。
これを指で上下左右にドラッグしてみて下さい。すると、後で読み込んだ写真は固定され、前に読み込んだ写真が重なっているところが半透明で表示しながら移動するのが分かります。2本指を使って写真を回転させることが出来ます。
画面右上の「Zoom」ボタンのON/OFFで、画面の拡大を行うこともできます。重なり部分の微調整が必要な場合は、拡大表示が便利です。


うまく重なったら画面右下の「Done」ボタンをタップして、この合成処理を終了して、次の写真に進みましょう。
次の写真を読み込むときは、同じように「+」ボタンをタップして、写真を読み込み、繰り返します。
また、先に読み込んで合成した写真を調整したい時は、修正する写真をダブルタップして下さい。すると、調整画面に切り替わります。
この写真を削除したい場合は「Remove」ボタンをタップして下さい。やり直しがきかないので注意して下さい。
「Reposition」ボタンは写真位置を調整しなおす時にタップします。すると、移動調整の画面に移ります。
画面上の「Puch to Back」「Bring to Front」は、写真の前後関係を決めるボタンです。それぞれ、背面/前面に移動させる時に使います。


写真を重ねるときのコツは、目見当で重なる箇所に近づけておいて、一度離してよく観察して重なる部分を2カ所ほど見つけて、そこを目指して重ねて行くと、うまくいくと思います。
また2本指で動かしていると、指を同時に離すときに微妙にズレたりします。2本指は回転だけにして、出来るだけ1本の指で動かすようにしましょう(でもクセで2本指で動かしたくなるんですけどね)。
このPanoLabは、全方位球面の内側からその球面に写真を貼付けていくような感じで、パノラマフォトコラージュを作っていきます。従って、作っていく中でどんどん立体感が生まれてくると思います。横だけじゃなく、縦方向にも延ばしてみてください。魚眼レンズで見るような面白い光景を作ることも出来ますよ!


ある程度写真が重なったら、画面左下のボタンをタップして下さい。
「Export Image」で、作ったパノラマフォトコラージュ作品を保存することが出来ます。
「Pro Features」ボタンをタップすると、有料版の「PanoLab Pro」の説明画面に移ります(後述します)。


保存画面を見てみましょう。
保存できる大きさは決まっています。縦位置か横位置で1024×768ピクセルの大きさの作品を保存することが出来ます。
「Zoom」スライダーバーをドラッグすることで、写真全体の大きさが変えられますので、保存したい大きさに収まるように調整して下さい。
「Frame」は、横位置(Landscape)か縦位置(Portlait)を決めます。
ちょうど良い大きさが決められたら、画面右下の「Save」ボタンをタップして保存して下さい。すると保存プロセスが始まり、保存が完了すると、画面中央に緑色の文字で「Saved」と出て、フォトライブラリに保存されました。
最後に、新しく作品を作りたいときは、画面右下のゴミ箱ボタンをタップすると「Clear Panorama」と出ますので、現在作業している写真を一度破棄して、新規画面を作ります。なお、クリアしないで終了すると、次回の起動時には直前の画面を記憶してますので、続きを作ることも可能です。





画面右上に常に出ている「i」ボタンをタップすると、前述した「Pro Features」をタップした時と同じ画面が出て来ます。設定画面も兼ねているようです。
「Display tutoriaru text」は、画面に表示されるテキストガイドの表示/非表示を、ココで決めることが出来ます。

如何でしたか、機能的には非常にシンプルで分かりやすく、これ一つで十分楽しめると思います。
ボクが過去に撮って来た作品を例に挙げてみます。
ぜひ皆さんも、たくさんの作品を作ってみて下さい。
Flickrには、PanoLabの作品グループがありますので、ぜひこちらに投稿されてみては如何でしょうか?
そして次回は、PanoLabをベースに保存機能や色調補正など様々な機能が追加された有料版「PanoLab Pro」をご紹介します。
ボク自身が持ってる全てのiPhoneアプリの中で、CubeWorldと共に全起動アプリの中でもベスト5に入る超愛用アプリです。ご期待ください!
2009年4月11日(土)15:00〜17:00 参加無料のイベントです。お気軽にお越し下さい!
懇親会(参加費6,000円)の参加申込は「パノラマニア」の専用トピックからどうぞ

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