the World Wide Panorama「Diversity」撮影期間が迫ってきました

  • comment:0
  • | trackback:0

世界中のパノラマクリエイターが年に4回一堂に会するボランティアイベント「The World Wide Panorama」も、2009年から100%非営利団体に組織が変り、その心機一転第1回目に相応しいテーマが公開されています。

the World Wide Panorama
March 2009 - Diversity - A World Wide Panorama
http://worldwidepanorama.org/worldwidepanorama/wwp/practical/NextEvent.html

今回のテーマ「Diversity」は、日本人にはなじみの無い単語ですね(無線アンテナの代名詞として聞いたことある方もいらっしゃるかとは思いますが)。
辞書を引くと『相違、多様性』とありますが、同じような意味の「variety」とはどう違うのか、日本人にはちょっとそのニュアンスが理解できなかったりします。
そこでmixiの「mixi翻訳」コミュニティで、「【英→日】diversityとvarietyの違いについて」というトピックを立てて訊いてみました。すると、とっても的確な返事が帰って来ましたので、こちらで引用させていただきます。

この文面は、上記のWWPページのテーマ文章「About the Theme - Diversity」の翻訳を依頼したところに端を発しています。先にこちらを読まれてから、以下の解釈を読まれると良いでしょう。

 語源から言うと,diversityの方は,「様々な方角(四方八方)へ拡散する,あちこちの方向へ向かっていく」という意味で(di-が「分離・拡散」,versityが「向かう,行く」の意味),この原義から派生して「多様性,雑多,種々」といった語義が生まれますが,ほかに,名詞のdiversionに「気晴らし」の意味があったり,形容詞divertingが「気晴らしの,楽しい,おもしろい」,divertissementが「娯楽」「劇場の幕あいの余興」になるとか,さらに,クラシック音楽用語のdivertimento(ディヴェルティメント)がシンフォニーでもコンチェルトでもない中型・小型の肩の凝らない娯楽的な楽曲の意味で使われるように,こういったdiversityの周辺語彙を見ると,気を発散させて紛らわす「気分転換」のようなニュアンスも潜んでいることが分かります。
 varietyとdiversityの違いといえばその点に注目したいところです。つまり,varietyは単に「多様性」を表すにすぎませんが,diversityには,外へ外へと様々なものが拡散して多様な世界や色模様を作り上げる,そこに気持ちの拡散や気分のリフレッシュみたいなニュアンスも漂う,という違いがあります。
 ここで原文の方を見ると,「多様性」の意味はほとんどdiversityで表していますが,varietyも一箇所だけ,There is the variety of visual characteristicsの箇所に使われています。ここをdiversityに置き換えても違和感はないですし,意味だけをとればどちらも「多様性」で同じに解釈して差し支えないんだろうと思います。
 ただ,この文章は,diversityを様々な現象に結び付けて記述していますね。

 (中略)

 とすると,著者は,varietyでは表しきれないことをdiversityで伝えたかったのかなという雰囲気も感じられます。世の中の多様な現象や風景・人・物体・空間の中に分け入って多様性を発見してほしい。世界中のクリエーターたちがそれぞれ各国の各分野で分け入っていくそのこと自体に,diversityの原義の「様々な方角(四方八方)へ拡散する,あちこちの方向へ向かっていく」のニュアンスがかぶさっている感じで。その発見のプロセスそのものがクリエーターたちにとっての「気晴らし」なのかもしれないですし,そうやって集まった作品に多様性を感じつつWWPというイベントが多くの人の娯楽にもなる,みたいな解釈もできそうな感じです。

 このように解釈の可能性の広がりも想定しつつ,diversityのモチーフを意図的にたたみかけることで各国のクリエーターの創造力を刺激しようという意図もあるのかもしれません。

 その中に一箇所,varietyを使ったことで,diversityの特殊なニュアンスを際立たせようという意図も感じられるところです。

我々パノラマクリエイターの目指す全方位的な好奇心の探求が、まさにこの「Diversity」という単語に現れているのだと感じました。
様々な視野で新しい価値観や創造性を生み出すことこそ、パノラマが持つ大きな役割ではないかと思います。すると今回のテーマは、まさに"ノンテーマ"と言っても過言ではないでしょう。かなり強引にこじつけることが出来ると思います。

春分の日前後の期間に撮影された作品であれば、ほぼなんでもイケそうですね。
さぁ今回はどんな作品が飛び出すのか!皆さんも奮ってご参加ください。
そして、どんな作品が届くのか、楽しみにしていたいと思います。

参加や投稿の方法などは「パノラマニア」フォーラムの「パノラマサイトの使い方」フォーラムを参照して下さい。


2009年4月11日(土)15:00〜17:00 参加無料のイベントです。お気軽にお越し下さい!
懇親会(参加費6,000円)の参加申込は「パノラマニア」の専用トピックからどうぞ

QTVR Diary -OFFLINE- vol.9

トラックバック(0)

トラックバックURL:

コメントする

日本唯一のパノラマ画像/VRムービーに関する企画・制作から、セミナー、ソリューション開発・販売に至る、あらゆる業務を行っています。

» パノラマの知名度は今や一般大衆レベルです。

近年パノラマコンテンツは、Googleストリートビューに代表される地図の付加情報としてのパノラマVRムービーの台頭で非常に注目を浴びていますが、その表現力はそれだけに留まらず、多方面で利用されるパノラマヴァーチャルツアーコンテンツ、ギガピクセルクラスの超高解像度パノラマコンテンツ、さらには、360°全方位パノラマ動画が、ライブ配信されるまでになっています。

» 他社を圧倒する経験値が皆様をサポートします。

このような、あらゆるパノラマコンテンツを総合的にプロデュース出来るのは、15年来培ってきたパノラマ制作のノウハウと、2005年から発信してきた「QTVR Diary」での情報の蓄積の賜物です。

» 常に業界をリードし続けます。

世界でも類を見ないパノラマ関連情報専門ブログ「QTVR Diary」の知名度は、リソースの少ない日本だけでなく海外からも注目を浴びています。国内外のメーカーからの情報やソリューションサンプルの提供を受け、いち早くパノラマ業界の専門情報をお届けしています。

» 新しいソリューションを常に開拓し続けます。

今後ますます増え続けるパノラマのニーズに対応すべく、日々研鑽を重ね、多くの方々にパノラマを楽しんで頂けるよう、努力してまいります。

<サイト内リンク>

<姉妹サイト>

<連絡先>

design studio "PENCIL" 二宮 章
〒602-8237
京都府京都市上京区
 大宮通一条下ル梨木町189-5
075-417-3062 (office)
075-417-3063 (fax)
090-9628-6263 (au)
080-3832-2352 (iphone)
ninomiya@pencil-jp.net