008. TripStitch : パノラマ系iPhoneアプリ徹底ガイド

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前回のエントリーからもう1週間も経ってたんですね。早いなぁ、もう。
しかも、今週末にはいよいよ「QTVR Diary -OFFLINE- vol.9」じゃないですか!あっという間ですヨ、全く。
未だなーんにも準備してないんですが、ま、それはいつものことなので、大丈夫。
それよりも、懇親会の参加表明がトッテモ少な〜い!、です。懇親会とはいいつつ、2次会&3次会を兼ねてるような、濃密な4時間半をお約束します。お腹いっぱい食べて、ベロンベロンに酔うほどに呑んで、パノラマ談義に花を咲かせてアタマもココロも満足していただけるのではないでしょうか...これだけは自身満々でお約束できます。今回はiPhoneアプリ特集なので、いつもは高度なパノラマネタばかりでついていけない人も、今回は大丈夫!敷居を低くしてお待ちしてますので、どうぞお気軽にご参加ください。

さて、残り少ない日程で、駆け足で残りのアプリをご紹介していきましょう。
何せPanoLabをご紹介した後なので、あとは流すようにご紹介するだけになるかもしれません...が、面白いアプリはどんどん登場します。ご期待ください!


というワケで、本日ご紹介するのは、フォトアルバムから読み込んだ写真を、ブレンド合成することに成功した初めてのアプリ「TripStitch」です。


iPhone panoramic panorama image stitching
http://byteslice.com/Support/TripStitch

※AppStoreのダウンロードは、こちらから。
TripStitch
TripStitch(¥600-)

このアプリ、基本的には何枚かの写真を撮って繋げる、普通の"パノラマ合成"アプリなんですが、前述の「Panorama」や「Pano」と違い、予めパノラマ合成用に撮っておいてフォトアルバムに溜めておいた写真を呼び出して使用するところが、一番大きな違いです。

前述の2アプリの時にもお話しましたが、パノラマ合成というプロセスは非常に高度な処理を行うために、作業にどうしてもタイムラグが発生してしまいます。従って、リアルタイムで繋げるこれら2つのアプリは、どうしても作業中にイライラすることが多く、ボク自身は余り人にはお奨めしていません。

そこで登場したのが、こちらの「TripStitch」です。

ところで、パノラマ写真用に撮る写真のコツを、ご紹介しましょう。

最近のコンパクトデジタルカメラでも、カメラ内パノラマ合成機能が搭載されているものや、パノラマ合成用に撮影アシスト機能を搭載したものも多く出ていますが、パノラマ合成の基本は、重なり部分を約1/3ほど作って撮影し、それを後で専用ソフトで合成するというもの。
基本的には「TripStitch」でも同じです。iPhone付属のカメラでとりあえず、1/4〜1/3ぐらい重なるように何枚か撮ります。これらを呼び出してパノラマ合成を行うのです。
撮影の時には体は極力動かさずに、カメラのレンズの中心を軸にして、水平方向(または垂直方向)にまっすぐ"スイング"するように振り向けます。そう、手首のスナップを利かせてネっ!だいたい150°ぐらいなら、手首のスナップだけで撮れると思いますし、これだけの画角なら3〜6枚ぐらいで繋げられます。水平に動かす時は、iPhoneの垂直は出来るだけ保って下さいね。カメラでの撮影の時もそうですが、撮っているウチにどんどんカメラが下を向いてしまい、パノラマ合成すると右下がりのパノラマ写真になってしまいがちになります。
そんなことに気をつけながら、まずは撮ってみて下さい。

そして、いよいよ「TripStitch」を使って、パノラマ合成にチャレンジしてみましょう。
まずは実際に操作している映像を、ご覧頂きましょうか。

では、詳しく解説してみましょう。

まずは起動画面から。

いきなり真っ暗ですね。
ちなみに、前回何かの操作をしていると、その画面が保存されますので、起動時にはその続きを行うことも出来ます。
なお「TripStitch」は、縦置き/横置き両方共にサポートしています。

撮った写真を読み込んでみましょう。
画面上部の「+」ボタンをタップすると、フォトアルバムのリストが出て来ますので、ここから写真を読み出します。
次いでもう1枚、隣の写真を読み出してみます。すると、2枚が並んだ状態で表示されるのが分かると思います。そう、したの写真のような感じです。

この状態で、動かしたい写真をダブルタップすると、写真がネガポジ反転します。

この状態で写真をドラッグして合わせていきます。うまくいきますでしょうか...

合わせやすい目標物(ビルや石やとんがったモノなど)を決めて、それを合わせるようにするとスグに合うと思います。
ピンチで画面の拡大縮小が出来ますので、微妙な位置合わせは拡大してやってみましょう。
さらに微妙な位置合わせは、画面下の矢印をタップすると、数ピクセル単位で合わせられます。

この状態で画面の外のエリアをタップすると、ネガポジ反転した写真が正常に戻り、写真がブレンド合成された状態になります。

このままでも良いですし、引き続き写真を繋げることも出来ます。
また、複数の写真を繋げた後で、位置の修正を行うことも出来ます。

何枚かの写真を繋げた後で、いよいよ保存してみましょう。
画面左上の青い「Save」ボタンをタップすると、保存解像度を訊いてきます。Eメールに最適な横800ピクセルに合わせたデータと、3種の異なる解像度のうちから選ぶことが出来ます。たくさんの写真を使ったパノラマ合成だと、100%の大きさではなく、ある程度縮小したデータを最大解像度として保存します(恐らくiPhoneのメモリ仕様の関係だと思われます)。枚数が少ない合成だと、100%解像度のデータを出力してくれます(下右)。

では、どんなデータを書き出してくれるかというと...こんな感じです。

上の方で書きましたが...右下がりの写真になってるでしょ(泣
普通はこうなっちゃうんですよねぇ。皆さんも、撮影時には気をつけましょうね!

ブレンドの具合は「Pano」よりは低くて「Panorama」よりは高い感じでしょうか。ブレが若干見えます。
しかし、拡大してフリーハンドで合わせられるほか、ピクセル単位で矢印ボタンで微調整が出来るので、スティッチのズレは思った程は生じません。合成精度の高いパノラマ写真を、撮った後でじっくり繋げられるのは、とっても有難いですね。

最後に、設定画面を見てみることにしましょう。

Infoについて
「About」をタップすると出て来る画面が、上右です。
「Image Summary」は、現在繋げている枚数を表示します。

Preferenceについて
「Auto Crop」は、保存時にガタガタの写真ではなく、長方形に切り抜いて保存してくれます。
「Fast Small Images」は、写真の読み込み時に粗い解像度のデータを先に読み込んで、読み込みの待ち時間のストレスを軽減します。
「Auto Exposure」では、自動露出補正のON/OFFを切り替えられます。


このように、パノラマ合成用に撮った写真をフォトアルバムから読み出して合成を行う方式は、じっくりと時間を掛けて調整することが出来るので、パノラマ写真の精度が非常に上がります。
名前の通り"旅先で撮った写真を自宅でスティッチする"ことを目的とした「TripStitch」は、名前負けをしてる感は否めませんが、iPhoneでパノラマ合成を行うアプリとしては、非常に優秀なものだと言えるでしょう。


次回も、フォトアルバム読み出し系パノラマ合成アプリをご紹介します。けれど、合成方式は全く違います。乞うご期待!



2009年4月11日(土)15:00〜17:00 参加無料のイベントです。お気軽にお越し下さい!
懇親会(参加費6,000円)の参加申込は「パノラマニア」の専用トピックからどうぞ

QTVR Diary -OFFLINE- vol.9

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