HTML5による、全く新しいMotionVRのアプローチ方法
もしかしたら出てくるかなぁ、とは思ってたんですが、出るとしたらもっと後だと思ってました。
それほどまでに衝撃的な技術の登場です。
Webの世界では、Flashではないインタラクティブコンテンツのオーサリング技術として新たに「HTML5」が策定され、現在様々な方面で普及が促進されています。特にYouTubeのビデオ再生用のプレイヤープログラムがFlashからHTML5に切り替えられているように、映像配信を中心にHTML5へシフトしてるような気がします。
映像配信と言えば、黙ってられないのはMotionVR!
但しMotionVRは昨年後半から急に注目を浴びたといってもいい新しい技術。特に今年の1月にSONYからBloggieがリリースされ、ココ日本でもいろんなクリエイターや開発者がチャレンジしています。
そしてココにも一人、御大の登場です。「OpenSpace」の古籏一浩さんと言えば、JavaScriptのチュートリアル本で余りに有名なお方、そしてボクも多くの恩恵を受けてる方でもあります。
また、パノラマの世界でも少しだけ貢献してますヨ。このブログの2007年6月14日の記事(古ぅ!)で、HDRI合成アプリ「PhotomatixPro」が未だ日本語版が無かった時に、Mac版の日本語メニューファイルをボランタリで翻訳して公開されてました。
■ PhotomatixProの日本語化ファイル無料配布(Mac版のみ) - 京都・日本・世界の最新パノラマムービー情報:QTVR Diary
そんな古籏さんが、ASCIIのウェブサイトで連載している「ASCII.jp:古籏一浩のJavaScriptラボ」の中で組んだ特集記事が、とんでもない代物でした。
■ ASCII.jp:HTML5 videoで作る"動くストリートビュー" |古籏一浩のJavaScriptラボ
http://ascii.jp/elem/000/000/507/507722/
まぁ実際に御覧いただきましょう。
下記の画面を開くと、新しい画面が開きます。その中で、bloggieのドーナツ映像を展開し、VR化したコンテンツが埋め込まれています。
右クリックをしても、出てくるのはWebページを見たときと同じようなメニューが出てくると思います。これこそが、中に埋め込まれたMotionVRコンテンツがFlashでない証拠かと思います。
また、文章の冒頭では、再生環境が非常に限られている旨も述べられています。ブラウザによってサポートしてる映像コーデックがバラバラなのが、一番大きくしかも致命的な問題です。実際、本コンテンツは、Mac/Win版SafariとOperaでしか動きませんし、SafariでもiPhone版のモバイルSafariでは動きません。そこのところを気にかけておいて、今のところは「出来ますよ」というレベルにとどめておいた方が良いでしょう。
しかも、上で「VR化した」と言いましたが、実は360°展開した横長パノラマ映像を筒状にクルっと巻いてそのままスクロールさせてるだけで、VRの典型表現の4隅の歪曲は無いですから、それだけでも雰囲気は、ボクらが思う"VR"とは若干違うような気がします。
それでもそれでも、この意義は非常に大きいと思います。
Flashを使わない方法として、CSS3のWeb3Dを使ったMoblVR(こちらはiPhoneのモバイルSafari専用)や、今回のHTML5によるMotionVR実装など、様々なパノラマ再生の可能性が広がっています。
この古籏さんのこの特集、次回にも続くということで、次にはいよいよJavaScriptによる制御の解説をしてくれます。非常に期待が持てるところですね。楽しみにしていたいと思います!
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( 2010年4月 4日 12:03 )
HTML5のサンプルですが、当環境ではFirefox3.5.8で見ることが出来ますね・・・