Kolor AutopanoGiga & Papywizard & Panogear - 新しいギガピクセルパノラマの挑戦

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PanoramaToolsと並ぶパノラマ合成エンジンの代表格「AutoStitch」を母体に持つ「AutopanoPro/Giga」を擁する仏Kolor社は、最近はギガピクセルパノラマの世界で非常にめざましい活動をしています。


AutoPano Pro - Panorama stitching software - Panoramic photo software - image stitching
http://www.autopano.net/en/

昨日お話したGigaPanは、ウェブサービスを母体としてそこに投稿するためのコンテンツを作るためのハード&ソフトを独自開発して提供して今に至っていますが、Kolorの戦略は全く逆。まずソフトウェアありきです。Autopano自体は非常に自動化が進んでいるプログラムなので(AutoStitchもさることながら、デフォルトでバンドルされてるブレンドエンジン「SmartBlend」の自動ゴースト除去というとんでもなく有り難い機能も備わってますし!)、撮影データをそのまま編集無しにすぐに合成プロセスを実行させることが出来るのは、非常に有り難いです。何せ数千枚近い枚数の写真をコントロールポイントの設置も含め各写真の最適化を進めながら合成していきますから、自動化できるのに越したことはないのです。

さて、そんなAutopanoProシリーズですが、ギガピクセルパノラマの生成に最適化されたプログラムが「Autopano Giga」です。

Autopano Giga
Autopano Giga
http://www.autopano.net/en/photo-stitching-solutions/autopano-giga.html

名前の通り、ギガピクセルパノラマを作るのに便利な機能が満載です。
特筆すべきは「Import」メニューを開くと出てくる画面のアイコン、見たことないですか?

4種のパノラマ撮影機材用データが最初に用意されています。

  1. Panotools
  2. Papywizard
  3. Clauss
  4. Gigapan

「1.Panotools」は、PTGuiやHuginなどPanoramaTools系ソフトでコントロールポイントを設置し、写真を最適化したプロジェクトファイルをそのまま読み込み、整列させた状態まで写真を取り込むことが出来ます。HDRなどにも対応してるので、PTGuiProで生成すると、非常に有り難いですね。
「3」と「4」は、この2日でお話しましたよね。「3.Clauss」も「1」と同じようにプロジェクトファイルを読み込むことで、AutopanoGigaにダイレクトにパノラマ画像を整列させることができます。
「4.Gigapan」では、GigaPanイメージャーで撮影したデータをそのまま取り込む形となります。

さぁ、ここで大切なのがもうひとつ「2.Papywizard」なのですが、コレがKolorが興したプロジェクトによって生まれた、ギガピクセル撮影機材操作用汎用プログラムなのです。

Autopanoのフォーラムの中で、天体観測の世界では非常に著名な低価格の追尾用回転モーターマウント「Merlin」を使って、パノラマ撮影の自動化が出来ないかという話が上がり、そのコントロールソフトウェアを作ってみないか、という話で盛り上がりました。そのオープンソースソフトウェアの名称が"Panoramic python Wizard"を略して「Papywizard」と言います。


Papywizard
http://www.papywizard.org/

このソフト、本当に優秀なソフトです。パノラマ撮影の自動化に必要な機能は、ほぼ全て入ってると言って良いのではないでしょうか。
またオープンソース活動で開発されてることもあり、コンパイルされたプログラムのプラットフォームは、Mac/Winは元より、Debian/Ubuntu、Maemoまでもサポートされていて、Bluetooth経由でのノキアのスマートフォンでのコントロールまでも可能です。

このプロジェクトには当然Kolor社がスポンサーとして絡んでいて、健全な開発と着実な進行が成されています。

そしてこのPapywizardでコントロールされるデバイスの本命は、当初の目的だったMerlinですが、何とこれの名称を「Panogear」と変えて、Kolor社のオンラインショッピングサイトで再販しています。前々からチェックしていたんですが、このブログではご紹介しそびれてますね(苦笑)


Kolor Panogear - Motorized panoramic head(€ 499.00)
http://www.kolor.com/buy/photo-hardware/motorized-head/kolor-panogear-motorized-panoramic-head-gigapixel.html

本体価格は同じDSLR用パノラマ撮影モーターマウント「GigaPan EPIC Pro」に比べると、とっても安いですよね...とは言え、コレは本体価格。ソフトウェアは別売りだし、タッチパネルのコントローラーデバイスも別売りなので、それを合わせるとトントンかちょっと高いぐらいに。

なお、Bluetoothが効きますので、Bluetooth通信が可能なPC上で起動したPapywizardでPanogearをコントロールすることも出来ます。勿論Macでも可、ですよ!本当はWi-Fiコントロールが出来たら言うことないんですけどねー。どうなんでしょ?(未だ出てこないかな?)

形状を見てもお分かりの通り、こちらは片持ちです。超望遠レンズを装着したプロ用DSLR(1DsIIIとか、D1とか...)を装着すると正直どうなん?とか思いますが、元の目的が天体望遠鏡を装着するものだったりもするので、その重量たるやカメラの比では無いはず。そう考えると、大丈夫なような気がしてきませんか?

コンパクトな分、「GigaPan EPIC Pro」よりも取り回しが非常に楽そうなのも好感が持てます。実は先程から「来る来る神戸」の山道さんからお借りしたEPIC Proを使っているんですが、かなり巨大で取り回しに苦労してます(βイメージャーが非常にコンパクトなだけに、余計にそう思うのかもしれません)


さぁ、これを実は購入しています。本当はイベントに間に合うように買ったつもりだったんですが、注文がなかなか来ないのでKolor社にメールして急いで発送してもらってます。つい3時間ほど前に成田から我が家に向かってるとTNTのTrackerに表示されました。うまくいけば明日届くかなぁ...。どうでしょう?

土曜日には、「GigaPan EPIC Pro」と「Kolor Panogear」が並ぶことになります。これを見に来るだけでも、価値があると思いますよ!
さぁ、どうなるか...お楽しみに!


ちなみに、懇親会ですが、今夜0時に一次応募は締め切りますが、当日枠も何人か空けてあります。当日興味が沸いた方は、ぜひご参加下さい!




2010年6月12日(土)15:00〜17:00 参加無料・予約不要・入退場自由のイベントです。お気軽にお越し下さい!
懇親会(参加費6,000円)の参加申込は「EventForce」の専用ページにて受け付けております。!

QTVR Diary -OFFLINE- vol.14

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