0.はじめに - 本日のお話について
- はじめに [5分]
- 1. 不動産系パノラマVRとは? [30分]
- 2. どのようなソリューションがあるのか? [25分]
- 3. 特化技術の説明及び実演 [35分]
- 4. 今後のサービス提案 [15分]
- まとめ [10分]
1. 不動産系パノラマVRとは?
1-1. 不動産系パノラマVRとは?
- パノラマVRが台頭してきたとき、真っ先に思いついた需要業界。
- PC上で賃貸/分譲住宅の空間が仮想的に見ることが出来る。
- 国自体が非常に広大で移動距離が大きく、移転先の下見ができない米国で特に発展。
- 米国では既に、不動産検索Webサービスには欠かせないコンテンツのひとつ。
1. 不動産系パノラマVRとは?
1-2. 発展の動き(ハードウェア編)
- QuickTimeVRの黎明と同時にJavaをベースとするパノラマVRプログラムも出現。
- インストール率が低いQuickTimeと違い、汎用性が非常に高く、誰でも見られるJavaコンテンツが、産業的にもてはやされた。
- 使われ始めた1998年頃は、ネット回線もISDNクラス(64Kbps)で今よりは段違いに遅かった。
- その当時のパノラマVRコンテンツの標準的な表示サイズは240x180px。
- 解像度が低いため撮影技法は稚拙で、誰もがより簡便に撮影できる方法が持て囃される。
1. 不動産系パノラマVRとは?
1-2. 発展の動き(ハードウェア編)
- そこで開発されたのが、円周魚眼レンズを用いて前後2枚撮ってそれを貼り合わせる“ダブルショット”方式。
- カメラとマウントのセッティングが非常にシビアだが、一度決まってしまうと、スティッチ(パノラマ合成)がとても簡単。
- IPIXの台頭により、非常に多くの不動産系パノラマVRソリューションが、このダブルショット方式で撮られ、作られるようになる。
- また双曲面ミラーによるワンショット式水平360°パノラマ撮影機材(ワンショットミラー)が出現し、スティッチレスの特性を生かし、撮影から公開までのスピードが格段に向上した。
- 現在では、ブロードバンドの普及と、フルスクリーンをカバー出来る360x180°全方位パノラマVRコンテンツ制作のワークフローが確立していることから、これらの非常に表現力豊かな臨場感溢れる高解像度パノラマVRコンテンツも採り入れられている。
1. 不動産系パノラマVRとは?
1-3. 発展の動き(ソフトウェア編)
- IPIXはダブルショット撮影専用マウントとソフトウェアのセットで販売され、しかもコンテンツの制作には有料のライセンスキーが必要だった。
- 実は日本でもいちはやく不動産業者がパノラマVRコンテンツを導入しようとした時、この有料ライセンスを非常に嫌った。今でも業者の中ではこの話題を口にする者も。
- これに業を煮やして、ライセンスフリーで使えるソフトウェアを、ということで開発されたのが、easypano社の「Panoweaver」。
- IPIXに代わるダブルショット系パノラマVRコンテンツオーサリングソフトの老舗であり代表格。
- 不動産系に特化したパノラマオーサリングスイーツとして非常に高い評価を得て、今日に至る。
1. 不動産系パノラマVRとは?
1-3. 発展の動き(ソフトウェア編)
- また、2006年9月にIPIXが会社更生法を申請したことによって、今まで必然性を以て業界が構築されていた不動産パノラマVR制作サービス会社に激震が走ったが、
- IPIXが持つパノラマプログラムライセンスが仏REALVIZ社(その後米Autodesk社に買収)に渡り、「Stitcher Unlimited DoubleShot」という名称で、ハイエンドモデルに組み込まれる形で復活を遂げた。
- (その後2008年5月にIPIXがAutodesk社からライセンスを買い戻した)
1. 不動産系パノラマVRとは?
1-3. 発展の動き(ソフトウェア編)
- 2007年のFlashPanoramaPlayerの出現に端を発するFlashベースのパノラマVRコンテンツの台頭により、Javaベースのコンテンツは完全に駆逐されてしまった。
- さらに昨年のQuickTimeXのQTVRレイヤー消滅により、現在のPC上でのパノラマVRコンテンツは、業務ベースではほぼ100%Flashでの制作になっている。
- Panoweaver/TourweaverもFlashコンテンツ書き出しが出来るようになり、
- Pano2VRなどの簡易ムービー変換ソフトにも、不動産系コンテンツに必要なツールが標準で装備され、
- さらにFlashパノラマVRライブラリ「KRPano」と協業している仏Kolor社の「AutopanoTour」ではギガピクセルもの超高解像度データによるストリーミング・ヴァーチャルツアーコンテンツまでもが構築することが出来る。
2. どのようなソリューションがあるのか?
2-1. ハードウェア編
- コンパクトデジカメ+円周魚眼コンバージョンレンズ
- コンパクトデジカメ+ワンショットミラー
- デジタル一眼レフカメラ+魚眼レンズ
2. どのようなソリューションがあるのか?
2-2. ソフトウェア編
- Panoweaver/Tourweaver
- PTGuiPro
- PhotoWarp
- Pano2VR
- AutopanoPro/AutopanoGiga/AutopanoTour
2. どのようなソリューションがあるのか?
2-3. サービス編
3. 特化技術の説明及び実演
3-1. 不動産系パノラマVRの特徴
- 全方位パノラマVRでは室内を見渡すことが出来る部屋の中心で撮ることが多い。
- 部屋の角から円周魚眼写真1枚だけを撮り上下左右180°カバーする簡易パノラマVRもある。
- ワンショットミラーでは、天井と床は映らないが水平方向には360°映るパノラマVRもある。
- 室内で撮るので、基本的に動く物体は皆無。
- 昼間の撮影だと、窓などの開口部と屋内との光のコントラストが激しい。
3. 特化技術の説明及び実演
3-1. 不動産系パノラマVRの特徴
- 物件の見取り図に幾つか撮影スポットが示されている。
- パノラマの視野が、見取り図のどの位置か、どの方角かが分かる。
- ムービー内で視点移動が出来る。
- ムービー内で注目点にキャプションが表示される。
- コンテンツのサムネールリストがある。
- 物件の地図情報からコンテンツを指定できる。
- 物件の屋外情報をネットから引用している。
3. 特化技術の説明及び実演
3-2. ワンショットミラーによる撮影からオーサリングまでの実演
- Kaidan 360OneVR
- NikonCOOLPIX4500
- PhotoWarp
3. 特化技術の説明及び実演
3-3. 魚眼レンズ+デジタル一眼レフカメラによるHDRパノラマ撮影からパノラマVR変換までのオーサリング実演
- Canon EOS Kiss Digital N
- SIGMA 8mm F/4
- NodalNinja SPH-2
- PTGuiPro
- Pano2VR
3. 特化技術の説明及び実演
3-4. 簡易ヴァーチャルツアー制作の実演
4. 今後のサービス提案
お客様がどのような環境で閲覧しているのか、注意深く見てみよう。
- 超高解像度撮影で撮れば、初期クレーム対策になるか。
- マンション物件では、非常口や共有スペースこそ、高解像度パノラマVRで。
- 物件紹介のビデオをパノラマにすると…
- JavaはおろかFlashも古い。これからはHTML5か。
まとめ
- 未だに日本では、不動産系パノラマVRソリューションが間違った認識で捉えられることが多い。
- 既に熟成した技術が数多くあり、汎用性が高く、閲覧しやすい環境が整っている。
- さらに制作技術も確立されていて、誰でも簡単に導入が可能。
- この機会に、ぜひ自社での導入を考慮に入れてみてはどうか?
既に導入している企業も、エンドユーザーに“今”届けられる技術を“改めて”模索してみては如何か?
今後の予定
「QTVR Diary -OFFLINE-」は2部構成です。
次回は「QTVR Diary -OFFLINE- for beginners」(奇数月平日19:00〜20:00)です。
- 3月9日(火) 19:00〜20:00
AppleStore心斎橋2Fシアタースペース
- 「パノラマって何ぞ?」「どうやって作るの?」という疑問にお答えする入門者向けイベントです
そして...
今後の予定
SlidePoint">『QTVR Diary -OFFLINE- vol.15』
- 4月10日(土)15:00〜17:00
AppleStore心斎橋2Fシアタースペース
- テーマは、
「MotionVR(動画パノラマVR)が生み出す新しいパノラマVR体験」
についてお話します。
- この日には、4月1日に公開されているであろう「LiveMotionVR.com(仮称)」のお披露目会も行います。
...そして恒例の懇親会
- 18:00〜イタリアンレストラン「イル・ジェメッロ」(会費:6,000円)
- もしかしたら、今日のメインイベントは、間違いなくコッチです!
- 残席あります。飛び入りOKです。お気軽にご参加ください!